がっちりマンデー!だしビジネス!
ゲストは、森永卓郎、井森美幸
世界文化遺産の和食!
外国人もだしがわかるようになってきたのでこれからですね~と森永氏
愛媛県伊予市の「ヤマキ」へ
売上年間450億円
だしの原料「かつお節」にこだわっている。
-2℃の巨大な倉庫には4万3千個の全国からのかつお節が!
4500トンから5000トンはあるそうです。
かつお節の年間消費量全国3万8千トンのうち、5千トンをヤマキが使っている!!
換鉋手=かんほうしゅ(鉋(かんな)を換える人)と呼ばれる人が、鉋の機械を調整する。
巨大なドラムのような機械のおおいを開けると、回転する円盤が2枚あり、それぞれに14枚、計28枚のかんなの刃があり、鰹節を削る。
0.03mm以下にならないと美味しい鰹節にならないそうで、調整後の鰹節を計測すると、なんと、0.01mm・・・
鰹節の種類、気温、湿度によってちゅうしゅう
だしを抽出する装置では、 鰹節が約400Kg入って、だしは5tとれるそうです。クレーンでセットされで加熱されます。
釜に、鰹節とお湯を入れてかき混ぜて、最後にフィルターで濾すのが一般的なだしのとり方ですが、
ヤマキはかき混ぜない。釜の底から上に流すパイプがあって、循環させる”循環抽出法”で出しをとります。
かつおぶしに、小さいかつお節の層ができ、これがフィルターの役目になる。より澄んだ濃厚なだしが取れる。
”だし”で”だし”をとるので、濃くてクリアな美味しい出汁ができるというわけです。
この循環抽出法を30分以上繰り返す。
1日につくられるだし汁の量は、そば10万食分!(そば一杯の、めんつゆ100mlとして換算)
ヤマキはだしでガッチリ!
お次は港区六本木、東京ミッドタウンへ・・・
だしの専門店 茅乃舎(かやのや)
にほしだし、野菜だし、椎茸だしなどのだし商品、ドレッシング、焼肉のタレまで、
だし入りの調味料がズラリ
一番の売れ筋は茅乃舎だし
お湯に入れ、そのまま煮出すだけでだしが取れる!
買いに来ている人に尋ねてみると、「もう、全然違います!」
クックパッドには茅乃舎だしレシピが500点も!
だしの試飲や調味料を使った料理の試食、また全ての商品は店員さんに言えば試食可能だそうです。
お次は、大阪市北区 Sマシン
”だしマシン”
だしとつゆを自動で作る機械を開発した会社で、
一般的なだしのとり方として、素材から取る、粉末の”だしの素”を溶かすのが一般的ですが、
風味を出すには素材から取るのがよいのですが、時間も手間もお金もかかる・・・
その大変なだし作りを自動でやってくれるのが”だしマシン”
かつお節や昆布の粉末をセットして、白だしを選ぶとお湯が注がれ、だしが出る!
を選べばつゆが・・・
最大で1時間で160杯分のそば・うどんのつゆが作れる!
富士そばや、金比羅製麺などのチェーン店で採用されています。
お店の方に伺うと、以前はだしを取るのに、1~2時間かかっていたそうなので、
これだとボタンを押して5分、10分でオッケー!
大きな省力化ですね~
コーヒーマシンの会社にいた社長が、コーヒーマシンでだしを取れないかと、食品メーカーから依頼があったのがきっかけで、
独立して開発したそうです。
つゆ・だしマシンを 全国700店舗に納入
2号機”ダッシー”サイフォンコーヒーのやり方でだしを取るそうです。
2号機はコンビニを狙っているそうです。
社員3名で年商1億円だそうですが、ますますがっちりですね~