今日は月刊食堂編集長が教える、地方でバラバラなお店でガッチリなお店を紹介~
ゲストは、森永卓郎、はるな愛
飲食店を経営するはるな愛
お好み焼き、イタリアンバル、カラオケ、鉄板焼き、ショーパプ
三軒茶屋のバラバラジャンル王だった?
狭い地域に1種類のお店をたくさん出店してお客を集める方法、ドミナント戦略が有名ですが・・ABCマートなどが有名
今日はバラバラな業態で地方でガッチリのお店を紹介します!
姫路は株式会社エイトリンク
”マルマサ屋”
姫路駅前に4業態6店舗を展開、
肉屋まるまさ、マルマサ屋、天家まるまさ、イタリアン酒場MARUMASA(姫路駅前店)
54万人の地方都市姫路
地方都市では最先端的なお店は流行らないとのことで、
焼き鳥、イタリアン、肉、天ぷらと定番ジャンルを抑えて、
姫路向けに入りやすいように配慮している。
イタリアンは居酒屋風、天ぷらも小さなテーブルを囲む大衆的な雰囲気にしている。
肉バルの看板メニュー”肉焼き盛り”は3280円で原価率78%!なのですが、
データーによると、3人組のお客さんが多くて 150gだとちょっと物足りないのでサイドメニューを注文する。
メイン1皿+サイド6皿+お酒7杯が3人組の平均オーダー 9000円
原価率78%→48%となり、諸経費を引いても約20%の利益が・・・
6店舗で年商3億5千万(見込み)とガッチリ!
お次は、茨城県の古河市で一人勝ちの
”丘里”
個室メインのお店はお昼時で一杯!
これは儲かっている~!!
7店舗5業態で、釜飯、とんかつ、お寿司と
和食のバラバラを展開しています。
7店舗で年間9億円
丘里は駅から歩いて20分・・・
儲かりポイントはズバリ宴会!
古河市は工場が多い、会社の宴会を丘里で開催する。
一般のお客だと客単価が2000円だが、宴会だと5~6000円の客単価になるそうです。
丘里の宴会は送迎が基本でお開きになれば最寄りの駅まで
時間どうりに終了が2つのポイント、
郊外の周辺エリアからの人が多いのため、明日の仕事に影響がないようにしている。
乾杯が遅れるとその後の全てのスケジュールがズレるため
乾杯の1杯目はビールとウーロン茶を無料サービスして、
1杯目のドリンク注文の時間を短縮しているのです。
これで、全体の段取りが10分は短縮するのだそうです。
帰りのバス内で、ハンドルを握るのは”社長”~
お客さんの本音を聞くために送迎バスの運転手を担当しているのだとか。
週に2回、スタッフジャンパーに身を包んでお客の声に耳を立てる・・・
釜飯のご飯を1.5合から0.8合に変更したり、
畳敷きの部屋にもテーブル席を設置・・・
11月にカラオケ、来年はカフェをはじめるそうです・・・
丘里は古河でガッチリ!
最後は、月刊食堂編集長の通山茂之氏が直接ご案内したいと、
栃木県の宇都宮へ
JR宇都宮駅から東武宇都宮駅へ・・・
チームバリスタ”鹿芭莉(しかばり)”
炉端焼き、カフェ、焼き鳥、ラーメン、エスニック居酒屋、バル
と6店舗6業態
炉端 鹿芭莉(しかばり)、バリサイカフェ、ラーメン店のヒバリ、ばりちょう、サルバリ、バリトンと、
”バリ”の名のつく6店舗を、
東武宇都宮駅周辺に展開しています。
これが、バリバリ儲かっていて、
6店舗で年間売上4億5千万円を達成
2枚看板メニュー戦略
人口約52万人、東京まで新幹線で50分、
都会に近いような遠いような・・・
社長の調査では、
宇都宮では新しいもの好きと保守的が半々、
両方のお客に受けるように、看板メニューを2つ用意
バリ系ブランド2枚看板戦略に~
バリサイカフェを覗いてみると・・・
新しいもの好き向けには、
そば粉で作った生地が特徴の、
厚切りベーコンとマッシュルームのガレット 880円
保守的な人向けには、
フロマージュパンケーキ 1280円をご用意、
炉端焼き鹿芭莉(しかばり)には、
牛バラとフォアグラのロッシーニ、豚巻き山芋など、
新しい物好き向けに、
あそび串 1本280円~
保守的な人向けには、
鹿児島産の鰹を藁(わら)で炙った、
鰹の藁焼き塩たたき 1480円
をご用意~
「新しい商品ばかりやっていると、保守的な層が来なくなるし、
逆に保守的なそうばかり焦点を当てると、
新し物好きな人は来なくなっちゃうので」
両方にアピールしている。
また、
外から店内の雰囲気がわかるようにしている。
バリ系のお店は、
間口全体から店内がよく見える。
開放的で店内が見えるので、
ちょっと保守的な宇都宮市民もお店に入りやすい。
”バリ”って付く店には一回行っておきたいとお客さんの話です。
来年には宇都宮にもう3店舗バリ系の飲食店ができるそうで、
まだまだがっちりですね~