がっちりマンデー!キングジムはキングファイルとテプラなど文具でがっちり!!

事務の王様「キングジム」。青いファイル”キングファイル”や簡単に文字入りのシールが作れる”テプラ”などでお馴染みの会社です。文具で330億円の上場企業で、ゲストは 宮本明社長、祖父が作った会社で4代目
キングジムの最大のロングセラーは1954年発売、累計販売数は5億冊!

キングジムの松戸事業所へ・・・
62年間20回以上、細かい改良が施されている!1964年上下をカットして、とじ具の軽量化で110gの減量、1975年に両開きタイプへ変更して下に入れた書類が取りやすくなりました。1999年は着脱式になり綴じ具そのものが簡単にとりはずせるようになり、分別ゴミに出しやすくなった。
などいろいろ改良されている。1996年に地味で画期的な改良が・・・綴じ具の端を少しななめにしたファイルが8mm幅が減少して、7冊しか置けなかった場所に8冊のファイルが置けるようになった。

もう一つのがっちり商品がテプラ、好きな文字を打ち込んで、簡単にシールにできる。
テプラの責任者、堀井課長に聞くと1988年に発売されて以来、累計で900万台、3000億円以上売り上げた!
1988年にテプラ発売したのですが、当時、急速にワープロが普及し、当時アナログ文具だけじゃダメだ、電子文具を作ろう。
ファイル背表紙の名前付けとしてラベルライターを考えました。

キングファイルの背表紙に貼るラベル用の機械として開発開始した初期型テプラ16800円にも関わらず売れてどこでも手軽に綺麗な文字が貼れる。
なかでもきれい好きOLさんたちに予想外の大好評でさまざまなニーズに応えるテプラを開発 見出しを整頓できるインデックスラベル、子供の名札に使えるアイロンラベル、ホワイトボード用のマグネットラベルなどなど、凝り性女子のハートをがっちり掴んだ。
商品開発部の青田さんがテプラを並べてテスト中・・・先月末に出たテープなんですが、いろんな機種で印刷を行って文字が欠けないか、プリントして切って貼って・・・とテストしている。ラベルを開発した班がチェックの担当なんだそうです。

年間5種類はラベルが発売されるのですが、こういった地味なテスト作業が繰り返されているそうです。

ちなみに、テプラ「TEPRA」の意味は

Timely   いつでも
Easy    簡単に
Portable  その場で
Rapid   すぐに
Affix   貼り付けられる

いつでもどこでも簡単にすぐに貼り付けられるという略だったんですね~

キングジム儲かりの特徴は、独創的な商品で勝負

デジタルメモ「ポメラ」 累計販売数 約30万台
ショットノートは累計販売数 約500万冊

斬新なヒット商品を発売できるのか?他社とは大きく違う開発会議にあるという話で、課の中でミーティング→部内で会議→開発会議という開発会議の流れがあるそうで・・・。

第1段階の課内ミーティングを覗くと、「円周率ノート」を提案中。見た目は普通のノートだが、罫線が全て円周率・・・すると素数のノートや化学式のh he li be(すいへいりーべ)などアイディアが、キングジム第1段階の会議は否定はせず、違った角度からアイデアを出し合う。

第2段階の会議は開発部部長と、キングジム伝説のテプラ開発者の亀田本部長を前に靴紐クリップをプレゼンしたが、キングジムブランドだと、うちが入っても苦労が多くリターンが少ないと諭す。
キングジム第2段階の会議では、商品が儲かるスキマを狙っているか判断している。スキマが大きいと大手が入ってくる。小さいと商品が売れない。後発のスキマだと作っても儲からない。

「これを売ったら次は何がある?」
「そこまでは考えていなかったです。」
「ちょっとしたアイディア品なんていくらでも思いつくじゃん。でもそれってビジネスとは違うよね。・・・これは無いな。」

第1段階ので広げたアイディアを第2段階の部内会議で会議でチェックする。このメリハリが斬新な商品を生み出す秘訣

「いいじゃん!という意見が多かったので、どうやって売るとか考えずに持ってきたのが失敗だったかなと・・・またリベンジ出来たらと思います。」

こうして選ばれたアイディアが月に1度の第3段階「開発会議」

設定した時刻になると振動して起こしてくれるイヤホンが開発会議にかけられた。
この第3段階の会議は役員と営業、経営、物流など各部門の責任者が出席して、最後に社長が出席して緊迫の会議がスタートするが・・・
なんだかとても和やかムードでわずか10分ので終了この会議では提案の9割以上を承認しているのだとか。そんなにバンバンOKしてもいいの?
「売れるのか?という商品も多いが、役員全員一致して通した事によって、仮に売れなくても担当者の責任じゃない。みんなで決めたんだから、そのための会議だと思っています。」
スキマ狙いのキングジム商品は10個に1個のヒットで上々で、大事なのはどの商品もみんなで力を合わせて売る、チームプレイの精神たとえ売れなくても連帯責任なので、失敗を恐れず、斬新な発想で商品開発に取り組める。
そこまで高いハードルをくぐっているので基本オッケーで、意見を聞きすぎてもダメです。売ってみないとわからない。

スポンサーリンク
アドセンス
アドセンス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする