今日のカンブリア宮殿はおなじみ博多明太子の”ふくや”です。
父の川原俊夫が韓国から引き上げてきて、1948年福岡で食品卸業を開始、釜山でよく食べていたタラコのキムチ漬けを作った。1949年に明太子として売りだしたが、売れずに10年改良・・・特許を取ったら?というアドバイスをけって、それどころか、作りたい人に教え始めた。
今や、たらこ1日8万本を工場で加工している。
地元のスーパーに入ると、棚一面の明太子!福岡の明太子メーカーは150社もあり、明太子市場は1300億円にもなるという。
新幹線1975年に博多まで新幹線がつながったのきっかけに、福岡のおみやげとして定着した・・・
今で言う、オープンソースで色んな店が東京やデパートに店を出して結果マーケットが拡がった。
”元祖”とパッケージに入れようとしたら、最初に作ったところでも無い、大きいところが一番ではない、一番美味しいところがNo.1だ!なので、味で勝負、品質で勝負している。
地域のもようしものなど、地域支援の費用は2015年度は1億5000万円、7億円の利益の20%を地域のために使っている。
お金を出すだけでなく、PTA活動など出勤扱い、地域ボランティア手当も支給している。利益を地域に還元するのが信条で、納税も積極的だった。管轄税務署納税者1位のまだ商店の時代、銀行マンの現社長の兄が法人化すると節税できると進言すると、税金を収めて何が悪いのだとおこられたそうです。
利益を出す目的は地域貢献と、納税と雇用を守るため・・・
チューブ入り明太子をパンにつけて試食、小池栄子はカバンに入れて持ち歩きたい!
なんだか、感動です!あの辛子明太子にこんな隠れたストーリーがあったなんて!
試行錯誤の努力の末の商品化と、そのノウハウを同業他社に譲るなんて!
でも、この”ふくや”社長のノウハウ譲渡があったからこそ、これだけメジャーで誰でも知っている博多明太子になったわけですよね・・・
ワタシ個人的には、子供の時からのおなじみ博多の辛子明太子なのですが、ますます好きになりそうです!
ふくやのホームページでは、ふくやストーリーの漫画が読めますよ!
ふくや