街往く人に聞いても案外知らない人が多い・・・
2016年3月期の売上4兆5245億円のデンソー
DENSOは車の部品を製造している会社です。
カーナビ、液晶メーター、カーエアコン、ワイパーetc・・・
元々トヨタ自動車の電装部という部署が独立してできた会社で、
創業当時はエンジンのスターターなどを製造、今はトヨタ以外の部品も手がけている。
カーエアコンを付けると音が静かや、風でデンソーのエアコンだとわかると社長はおっしゃるのですが、あやしいなー
愛知県刈谷市ないを走って行くと、ドドーンと大きなデンソーのビルが2つあり、コレがデンソー本社は1万3千人が働く。出勤光景は、ゾロゾロ・・・すんごい人の行列
自動車の内部はデンソーのパーツだらけ、売上の3分の1を占める儲かり自動車部品をつくる西尾製作所、カーエアコンの国内シェアは60%、トヨタをはじめ11社に供給
カーエアコン本体はダッシュボードに埋め込まれていて、一抱えくらいあり、結構大きいんですね・・・
車の前方に家庭用エアコンの室外機に相当する部分、コンデンサーやガスを圧縮するコンプレッサーがあり、コレがセットになって動く。家電のエアコンよりは性能が非常に優れているものになりますと技術者が説明
実は家庭用と性能に大きな違いがある。車の車内は炎天下だと50度近くになるため、カーエアコンには室内用の20倍のパワーが必要になる。
カーエアコンの動力はエンジンで、家庭のエアコンより桁違いにパワーが大きいので一気に冷やすことができる。
カーエアコンの製造ラインに侵入すると、ロボットが並んでいる光景は映画のターミネーターみたい??
100%ロボットで組み立てを行っている。
ネジを締めるのも、ストッパーをはめるのも、ユニット同士の組み立ても、ロボットが組み立てる部品もロボットが運んで棚にセットする。
一つの製造ラインには、見張りの1人の作業員のみ!それに対してロボットは24台が稼働している!!
1日に2万台を製造するロボットも自社開発!
バーコードリーダーを製造するラインには、シールを貼るロボットもある。シールを剥がして所定位置に貼る。カバーをとりつけるときもロボットが人の手のように優しくセットする。
金属板を取り付けるロボットは2本のアームでなんの躊躇もなく、金属板を曲げてぴったりはめ込む。
試験管を持つロボットは、中の液を泡立てないように下を動かさずに左右に揺らせ、まるで、パントマイム?!
熟練の職人のような動きを見せるデンソーのロボット!「人が動かしているものをロボットに書き込んでいくイメージですね」
デンソーのロボットの動きは職人さんの動き、職人さんの作業をエンジニアがチェックして、職人さんの動きと仕上がりが同じになるように、強さ・速さ・回数などを何度も微調整なので、けん玉なんかも出来ちゃう!がっちりポーズも決まりました!!
最新のロボットで組み立てられるデンソーのカーエアコンは日々進化し続けているということです。
最近の車はアイドリングストップする機能がある。すると、カーエアコンが動かない・・・そこで、”蓄冷エバポレーター”を開発、エアコンガスを減圧させて気化させる冷却装置でこれにジェルを埋め込み保冷剤のような役割をさせた。アイドリングストップ中でも送風で冷却させる。
比べてみると、明らかな違いが!ない車はぐんぐん温度が上昇、仕組みはシンプルながら、製品化まで10年かかったとか・・・
そろそろドライブにいい季節ですよね~と振るカメラマンに、技術者の方は趣味はバイクです!エアコンは付いていません・・・とのことでした。^^;